イラスト・お絵かき用タブレット選びで知っておくべきこと

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タブレットをお絵かきやイラスト目的で

利用する場合に重要なのは

ペイントアプリではありません。



むしろタブレットのハードウェア的なスペックと

何よりもスタイラスペンです。



スタイラスペンは様々ありますが、

このペンの種類やできによって

できることががらりと変わります。

同時にタブレット側でも

対応いている必要があります。




イラスト・お絵かき用タブレット選びのポイント


イラスト用タブレットでは
以下の点について知っておく必要があります。

  • 筆圧感知
  • 傾き感知
  • 視差の大きさ
  • ホバーカーソル
  • 反応速度
  • パームリジェクション機能


一つ一つ細かく見ていきます。





筆圧感知


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ペンをパネルに押し当てた強さを検出して

それに応じた線の太さや濃さを表現する機能です。



ペンが筆圧対応していても

タブレットの方が筆圧感知できなければ

まったく意味がありません。



スタイラスペンだけ

筆圧対応している物に新しく買い換えても、

タブレットが筆圧感知に対応していなければ

筆圧は表現できないということになります。



つまり、

ペンとタブレット両方とも

筆圧感知に対応している必要があるのです。



筆圧検知はイラスト・お絵かきには

絶対に欠かせない機能です。



従来のタブレットは

静電気方式でしか座標を検出できないため

大体の場所くらいしか認識できません。



筆圧対応しているペンは

デジタイザーペンというペンで

座標をピクセル単位で正確に

検出できます。



そのため

タブレットでイラストを描くときは

デジタイザーペンは必須になっています。





傾き感知


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傾き感知とは

ペンの傾き角度を検知して

線の濃淡や太さを表現する機能です。



鉛筆を極端に斜めにして

紙の上を滑らせると

太く薄い線が描けますが、

傾き検知機能で

色の濃淡や太さを表現できるようになります。



絶対に必要な機能ではありませんが、

プロやより本気でデジタル絵を描くときには

必要になる機能です。





視差の大きさ


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視差とは

ペン先の位置と

実際に描かれる線の位置のずれのことです。



視差が小さければ

ペン先に線が描かれているように見えますし、

大きければ、

ペン先から線が離れて描画されて見えます。



視差が大きいと自分の思ったところに

線が描かれないことになるので

非常に描きづらくなります。



当然視差の小さい方が

デジタルイラストを描きやすいです。



視差が大きくなる一番の要因は

パネルの厚さです。

パネルの厚さは0にはできないので

視差も0にはなり得ません。



しかし様々な技術により

限りなく0に近づける工夫がされているので

今後も視差の小さいタブレットは

増えていくと思われます。



できる限り視差の小さいタブレットを

購入するようにしましょう。





ホバーカーソル


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ホバーとは

ペン先をパネルから少しだけ

浮かせた状態のことを言います。



カーソルとは

パネルに近づいているペン先が

パネルの対応する座標上に

表示される円形のカーソルです。



ホバー中のカーソルは

必須ではありません。



しかし、カーソルがあると

ペン先がパネル上のどこにあるのか

一目でわかるので

絵がより描きやすくなります。





反応速度


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ここで言う反応速度とは

ペンを動かしたとき

線が実際に描画されるまでの時間を指します。



反応速度が遅いと

ペンを速く動かすと描画が遅れてしまうので

違和感を持ってしまう原因になります。



反応速度が遅くても

線が変形することはないので

致命的な問題にはなりませんが、



自分がペンを置いているところに

線が描かれていない時間が増えるので

ストレスになりやすいです。



最近のタブレットは

猛スピードでペンを動かさない限り

普通に追従して描画されるので

それほど気にする点ではないでしょう。





パームリジェクション機能


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パームリジェクション機能とは

ペンをパネルに近づける、

あるいは乗せている時に

手をパネルに乗せても

パネルが反応しない機能のことを言います。



タブレットは元来、

手で操作することを前提に作られているので、

手に反応するのは当然なのですが、

イラストを描くときには

タッチ機能が邪魔になります。



そのためペンが近づいているときだけ

タッチ機能を一時的に無効にするのです。



パームリジェクション機能があると

ペンが近づいたときはペンだけに反応し、



ペンが離れたときは

指でピンチアウトやピンチインで

拡大などをして細かいところを描き込む、

といった使い方ができるようになり、

作業効率が上がります。



パームリジェクション機能がないと

イラストを描いているときに

手がパネルに当たって、

意図しない線や点が描画されることになります。



これは

デジタルイラストにかかわらず、

絵描きとしては致命傷になります。



すぐに気づけばいいのですが、

手の下という見えない場所で起こる現象なので

手を上げたときに初めて気づくことになります。



パームリジェクション機能がない場合、

もしくは、うまく機能しない場合は、

手に手袋や専用のグローブを付けるなどして

回避する必要が出てきます。





以上のことを踏まえて

イラスト用途のタブレット選びをしましょう。



イラスト・お絵かきタブレット集




スタイラスペンには種類がある


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デジタイザー技術を使って筆圧感知に対応した

スタイラスペン、つまり、デジタイザーペンには

代表的な物があります。

参考までに挙げておきます。




Wacom製


デジタルイラスト言えばペンタブレット。

ペンタブレットと言えばWacom、

といえるほどの代表的メーカーのペンです。



電磁誘導とアクティブ静電結合の2種類があります。



電磁誘導はWacomが長らく採用してきました。

最初に列挙した、

絵描きタブレット選びのポイントの

ほぼすべてをクリアしています。

残念なのは視差大きいところです。



アクティブ静電結合は

東芝とWacomが共同開発したペンです。

東芝dynabookで採用されています。

残念なのは傾き検知がないことです。





N-trig製


MicrosoftのSurfaceシリーズや

ソニーのVAIOなどで採用されているペンです。

視差は小さいのですが、

傾き感知ができません。

*Surface Pro 2はWacom製です。



しかし、

VAIO Z Canvasでは傾き感知できるように

チューニングしてあるので、チューニング次第では

Wacom製と同等の機能を持つペンだと言えます。




これらのデジタイザーペンは

通常はタブレットに付属してくるのですが、

別途購入する場合は

タブレット側で対応しているペンを

購入する必要があります。



イラスト・お絵かきタブレット集



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